「産業ケアマネ」の認知を経営者へ。進氏がB2Bカンファレンスのピッチで得た悔しさと確信とは

一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会様

一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会 進 絵美 会長

ひときわ異彩を放つピッチで会場の空気を変えた、進氏。

一見すると、介護職向けの専門的な支援団体に見える同協会。しかしその実態は、資格を取って「仕事を待つだけ」になりがちなケアマネジャーの意識を改革し、企業の介護離職を防ぐ「産業ケアマネ」として、自らビジネスを創出できるプロフェッショナルへと育て上げる革新的な組織です。

890名の経営者を前にした舞台でのピッチ、審査員からの評価に対する本音、今後の展望について、余すところなくお話を伺いました。

890人を前にした舞台での挑戦。仲間に背中で見せた「本気」

――カンファレンスでのご登壇、本当にお疲れ様でした。IT系やセールス系の企業が多い中でのピッチでしたが、率直なご感想をお聞かせください。

はっきり言って、私たちのピッチは他の企業のような「セールスピッチ」にはしていませんでした。自分たちの活動の意義を伝える内容だったので、この場において「誰にどうやって私たちの思いを届けるべきか」を改めて見つめ直す、すごく良いきっかけになりました。でも理解していただくためには、まだまだ伝え方の工夫がいるなと感じています。

――当日は、協会の会員の方々もたくさん応援に駆けつけていらっしゃいましたね。皆さんの反響はいかがでしたか?

それが一番大きな収穫でした。ケアマネジャーって、資格を取ったら「仕事が来るのを待つだけ」という受け身の姿勢になりがちなんです。「そうじゃないよ、自分から動かないと」とずっと言い続けてきたんですが、なかなか伝わりきらない部分もありました。

今回、私が何百人もの経営者の前で、ある意味アウェーな環境の中で「私たちがやっていることはこういうことだ!」と本気で伝えて、審査員から厳しい評価も受ける。その姿を会員たちに直接見てもらえたことで、「あ、ぬるま湯じゃダメなんだ」「待っているだけじゃ良い仕事はできないんだ」と、みんながショックを受けつつも前向きに火がついてくれました。私が「一人じゃ足りないから、みんな一緒に動きましょう」と呼びかけるための、すごく良い起爆剤になったと思います。

審査員の評価への「悔しさ」を、最大のエネルギーに変える

――審査員の方々からのフィードバックで、心に残っている言葉や、悔しかったことなどはありましたか?

めちゃくちゃ悔しかったことはありましたよ!(笑)私たちの事業モデルは、一般的なビジネスピッチの採点基準では評価しにくい部分があったのは重々承知しています。ただ、表面的な部分で判断されてしまったことに対しては「あ、こういう捉えられ方をするんだ」と。

でも、それが逆にものすごく火をつけました。あの悔しさは、今の私の最大のエネルギーになっています。

――その反骨精神、かっこいいです!大舞台でも全く物怖じしない堂々としたプレゼンでしたが、緊張はされなかったのですか?

私、マイクを持って立つときは「目の前にいるのは全員じゃがいもだ」と思っているんです(笑)

普段から経営者の会などで司会をやらせていただく機会もあるので、場数だけは踏んできました。それに、今回は自分が目立ちたいわけではなく、「みんなの活動を知ってほしい」という思いで立っていたので、堂々と話せたのだと思います。

12万回再生の反響を武器に、次なるステージへ

――以前ご出演されたYouTube番組『For Japan』の動画も12万回再生を超えるなど、メディアへの露出が増えていますね。

そうなんです。おかげさまで、番組が配信されてからメディアからの問い合わせや、「お話ししませんか」といったお声がけが少しずつ来るようになりました。

イベントやメディアに出ることで、確実に風向きは変わってきています。これからもいただいたご縁や動画の切り抜きなどを「ゴリゴリ使い倒して(笑)」私たちの活動や「産業ケアマネ」の価値を世の中に広めていきたいですね。