B2Bカンファレンスのピッチ大会に登壇したハコサウナ代表・佐藤広和氏。初めてのピッチながら予選を1位通過し、多くの来場者や審査員から高い評価を得ました。イベントを通じて得た反響や新たな繋がり、そして今後の事業展開について、率直な思いを伺いました。
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「厳しいかな…」からの予選1位通過。初登壇の緊張と、優勝者のプレゼンから受けた刺激
――初めてのピッチを終えて、率直な感想を教えてください。
かなり緊張していました。特に予選は慣れていなかったので、ページを送りながら話すだけでも焦ってしまって。でも、それでも評価していただけたので、「登壇してよかったな」と本当に感じています。
正直、予選通過もあまり実感がなかったんです。最初の登壇者の点数だけ聞いていたので、「自分は厳しいかな」と思っていました。後から「1位通過してるんじゃない?」と言われて、そこで初めて驚きました。
決勝は、予選ほど練習できていなかったんですよね。他の登壇者の方とも話しましたが、「決勝用のプレゼンを作れていない」という方もいたくらいで、とにかく上がれればという気持ちでした。ただ、予選よりは緊張が和らいでいたので、その点はよかったと思っています。
一方で、優勝された方のプレゼンは本当に完成度が高かったです。資料も動きがあって見やすく、話し方も含めて完成されていたので、「あのレベルを目指さないといけないな」と刺激を受けました。
審査員の評価で確信に変わった事業の方向性
――審査員の方々からの意見で、印象に残っていることはありますか。
かなり大きかったですね。前田裕二さん(SHOWROOM株式会社・代表取締役社長)からは「連絡してください」と声をかけていただいて、実際にこちらからも連絡しました。温かい言葉をいただけただけでも嬉しかったです。
黄皓さん(ミラーフィット株式会社・代表取締役)とは、その後たまたま熊本でお会いできました。近くに来られていたので、お菓子を持って挨拶に行ったんです。そこで、B2Bconferenceには「全国展開するにはどうしたらいいかアドバイスが欲しくて参加しました」とお話ししたところ、「フランチャイズがいいんじゃないか」という話をいただきました。
イベント参加後のゴールデンウィークには、フランチャイズ化の仕組みや販売代理店の構築などを一気に進めました。ピッチ大会に参加したことで、「事業をどう広げていくか」の道筋がかなり明確になった感覚があります。
それに、事業内容を評価していただけたことが何より嬉しかったですね。「この方向で間違っていないんだ」と思えました。
予選ピッチ後にブースが大盛況。「売るのを手伝いたい」という熱烈なオファーも
――イベント後の反響はいかがでしたか。
かなりありました。最初はブースで「サウナなんですね」と声をかけてもらう程度だったんですが、予選ピッチが終わってから一気に人が来るようになったんです。
休憩時間にはブース前に並んで待ってくださる方もいて、名刺交換もたくさんさせていただきました。交流会でも、「ピッチを見ました」と声をかけてもらいましたね。
実際、今回のイベントでは名刺を50枚ほどいただきました。その中には販売代理店に興味を持ってくださった方もいて、すでに「資料ができたらぜひお願いします」という話も進んでいます。
特に印象的だったのは、若いマーケターの方です。交流会のタイミングで「佐藤さんとしか話しません」と言ってくださって、かなり長い時間お話ししました(笑)。東京ではITやAI系のサービスが多い中で、サウナ事業は珍しく、「売るのを手伝いたい」と言っていただけたんです。
こう言ったイベントやピッチをするのは初めてだったので、こんなに反響があるとは思いませんでした。
東京に集まる「売る力」との掛け合わせ。代理店拡充とFC展開の二軸で全国へ
――今後の展開について、どのように考えていますか。
今回すごく感じたのは、「売る力」を持っている人が東京には多いということです。SNS活用やマーケティングに強い方々がたくさんいて、「面白い商品があれば売りたい」と考えている。
その中で、ハコサウナは比較的珍しい商材だったので、「販売したい」という声をかなりいただきました。そこで、「販売代理店を増やし、自分はフランチャイズ展開に集中する」という方向性を考え始めました。
フランチャイズ構築や販売代理店の整備を進めていて、今は本当に忙しく過ごしています。
投資の損失を機にサウナ事業へ。「怖くてもピッチには出るべき」挑戦して見えた新たな景色
――投資での挫折を機に生まれた事業と、ピッチが広げた可能性
今回のイベントを通じて、古徳一暁さんや西野亮廣さんとも繋がることができました。西野さんにはメッセージを送ったところ返信もいただき、ハコサウナをフォローしてくださったんです。娘が『えんとつ町のプペル』のファンなので、最後にサインもいただきました(笑)
私はもともと、FX関連のシステムツールを作っていて、証券会社からのアフィリエイト収益がメインでした。でも、ウクライナとロシアの戦争の影響で大きな損失が出たことをきっかけに、「実業をやりたい」と考えるようになったんです。
そのタイミングで、自分用にDIY感覚で作っていたコンテナサウナが今の事業に繋がりました。だからこそ、このチャンスをしっかり形にして、さらに事業を広げていきたいと思っています。
――これからピッチ登壇を考えている方へ、メッセージをお願いします。
実際、周りのブースだけ出展している方に「ピッチ出ないんですか?」と聞くと、「怖いです」と言われることが多かったです。もちろん、自分も怖かったですよ(笑)
でも、どうせブースを出すなら、ピッチにも出た方がいいと思います。やってみると、本当に見え方が変わります。自分自身、今回お話してきたような変化がありました。
怖くてもチャレンジする価値はありますね。実際に登壇したことで、多くの方に事業を知ってもらえましたし、繋がりも広がりました。